東北大学病院では、東日本大震災の経験を機に、地域社会とのコミュニケーションに力を入れて取り組んでいます。『hesso』はその一環として創刊した広報誌です。近年では、高齢化の進展や医療の高度化、医療ニーズや価値観の多様化に加え、自然災害や新たな感染症などの発生など、社会の中での医療を取り巻く環境が変わりつつあります。そのような状況の中で、すべての人がそれぞれに経験する病気やそれに対する医療を受け入れ、自分らしい人生を送ることができる社会を実現するためには、社会全体が健康維持や医療について知り、考え、支えていく必要があります。一方で医療に対する、怖い、わかりにくい、というイメージは根強く、また当事者以外や若年層などの健康無関心層には自分ごととして捉えられにくいというコミュニケーションの難しさがあります。 『hesso』では、健康な方や若い方、親子など、幅広い世代が手に取りやすいようあえて病院らしさを感じない温かみと信頼感のあるデザインを採用し、また、生活の中で健康や医療を考えるきかっけとなるコンテンツを主軸に構成しています。病院内だけでなく、地域のカフェや図書館、児童館、美術館など、多様な場所に設置し、過去10年で累計約30万部を地域の皆さんの手元に届け、読者からも多くの反響をいただいてきました。

今回の増刊を機に、社会とのコミュニケーションの機会を増やし、地域の皆様の健康維持に貢献してまいります。

プレスリリース資料（PDF）

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東北大学病院 広報室

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