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歯科麻酔疼痛管理科

当科で実施している保険診療

当科では口腔外科手術時などの麻酔処置(全身麻酔、静脈内鎮静法)や口腔顔面痛の治療を担当しています。

対象疾患と診療内容

口腔外科手術における全身麻酔管理

侵襲の大きな口腔外科手術に対しては、全身麻酔が必要になります。当科では全身麻酔管理を通じて、手術の侵襲から患者さんをお守りします。
また、全身麻酔を受けられる全ての患者さんに対し、外来診察室にて手術前の診察や麻酔の説明を行っております。患者さんの全身状態と手術内容を包括的に評価し、十分に説明いたします。

全身麻酔下歯科治療

この治療法は、①歯科治療に対する恐怖心や不安感が強く、治療が受けられないとお悩みの方(歯科治療恐怖症)、②歯医者が怖くて歯科治療を受けられない小児や知的障害者の方、③口の中に治療器具が入ると吐き気がする方(嘔吐反射)に行っています。全身麻酔がかかると完全に意識がなくなりますので、歯科治療中の痛みや恐怖は全く感じません。また、眠っている間に複数の歯をまとめて治療できるため、治療回数も少なくて済みます。1回の治療時間は2~8時間、治療回数は1~3回程度です(患者さんの状態によって異なります)。
全身麻酔の安全性は、麻酔薬や医療技術の進歩によりここ20年で飛躍的に向上しています。当科では、1泊2日または2泊3日の入院での一括歯科治療を行っております。1回あたりの入院治療費は約10-15万円です(保険診療で3割負担の場合)。

歯科治療?歯科小手術における静脈内鎮静法?静脈麻酔法

全身麻酔が必要なほどの大きな侵襲がない口腔内処置において、点滴から少量の鎮静薬を投与して、より快適に歯科治療を受けられるようにする方法です。治療中は、眠気が強い状態になっており、治療中のことを覚えていない場合もあります。この方法は、歯科治療に対する恐怖心がある方、口の中に治療器具が入ると吐き気がする方にも用いております。また、高血圧症、狭心症、脳血管障害など、特に循環器系の疾患をお持ちの方が、歯科治療中のストレスによって持病が悪化してしまうことを防ぐのにも有用です。

口腔顔面痛の治療

「歯を治療したけど痛みが治らない、顔に痛みを感じる、でも、かかりつけの歯医者では原因がわからない、一体何科にいけばいいの?」
このような歯や顔面、顎の痛みにお困りではありませんか?こうした症状の原因は口腔内病変だけでなく、筋骨格性、神経性、神経血管性、心因性、頭蓋内病変など複数あります。また痛みの原因は一つではなく、いくつかの要因が混在していることも珍しくはありません。当外来では痛みに特化した詳細な問診、各種検査(口腔内診査、口腔外診査、画像検査、血液検査など)を通じて痛みの原因を探り、痛みを和らげるための理学療法や薬物療法などを他科と連携して行っております。

局所麻酔薬に対する不安について

「以前に歯科治療で局所麻酔を受けたときに気分が悪くなり、それ以来歯科治療を受けられずにいる」という患者さんがいらっしゃいます。このような症状のほとんどは、迷走神経反射の症状であったり、局所麻酔薬に添加されている血管収縮薬の作用と考えられています。しかしごく少数ながら、局所麻酔薬に対してアレルギー症状を呈する患者さんもおられます。歯科治療時の局所麻酔薬の使用に強い不安がある場合は、まずはご相談ください。

診療の特色

当科で行っている全身麻酔や鎮静法という診療は、歯の治療と直接関連するものではありません。しかし、歯科治療を行っている間のストレスから患者さんをお守りするという重要な役割を持っています。麻酔科医は、眠っている患者さんに代わって、呼吸?循環?代謝といった全身機能を絶えず監視し、必要な調節を行います。そして治療が終了すれば、速やかに目が覚め、体の状態が正常に戻るように管理します。われわれ歯科麻酔科医は、怖さをこらえたりすることなく、また痛みをともなうことなく、患者さんが心地よく歯科治療を受けることのできるよう、常に心がけております。

年間症例数

全身麻酔症例 約800件
精神鎮静法 約500件
うち障害者症例 約150名

新患、新入院患者数(2023年度)

新患数 28人
新入院患者数 17人

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