令和6年11月1日、東北大学病院総合防災訓練を実施しました。

今回は、医療専門職、事務職員、警備員、医療事務委託業者、医学部学生等、約500名が参加し、CBRNE災害（化学剤、生物剤、放射性物質、爆弾などの人為災害等）における病院の初動および傷病者受け入れの訓練を行いました。

平日午後、仙台市内で人為災害が発生したという設定に基づき、災害対策本部を立ち上げ、迅速な情報収集と院内の診療体制の構築を行うとともに、トリアージエリアの状況をオンラインで確認しました。

さらに、外来支部を別室に設置し、診療中止に伴う外来患者さんやご家族の帰宅支援も行いました。災害対策本部と外来支部はオンラインで接続し、情報の即時共有が可能な環境を整え、円滑な対策本部会議を実施しました。

多数傷病者受け入れ訓練では、各診療エリアの設置とその動線確認、傷病者のトリアージ、傷病者に対する人員配置、ベッドコントロール、ご家族への対応など、実践的な演習を行いました。

今回の訓練で明らかになった課題を改善し、災害医療の拠点として、災害発生時の体制を更に強化してまいります。

トリアージエリア

災害対策本部

外来支部

傷病者受け入れ訓練