令和5年10月27日、東北大学病院総合防災訓練を実施しました。
今回は大規模地震における病院の初動および傷病者受け入れを訓練しました。医療専門職、事務職員、警備員、医療事務委託業者、医学部学生等、約500名が参加しました。

平日午後、長町-利府断層を起因とする震度6強の直下型地震が発生したという設定のもと、災害対策本部を立ち上げ、情報収集や院内の診療体制の構築を行いました。
また、別室にて外来支部を設置し、診療中止に伴う外来患者さんやご家族の帰宅支援などの対応を行うとともに、災害対策本部-外来支部間をオンラインで接続し災害対策本部会議を開催しました。

多数傷病者受け入れ訓練では、各診療エリアを設置し、その動線確認や傷病者の受け入れ、傷病者に対する人員配置、トリアージ、ベッドコントロール、ご家族への対応、診療手順等を確認しました。

当院は、今回の訓練で明らかになった課題を改善するとともに、毎年、総合防災訓練を実施し、災害発生時の体制を更に強化してまいります。

災害対策本部の様子

張替病院長（災害対策本部長）、 香取副病院長（本部担当副病院長）

外来支部の様子

模擬負傷者受け入れの様子