研究
骨細胞と足場材による大型顎骨欠損の再生に成功 ?新しい骨再生医療技術の開発?
2022.08.25
プレスリリース
骨欠損を伴う病気の治療法として、失われた骨を再生させる様々な治療技術が開発されてきました。しかし、大型の骨欠損を治す治療法の開発は未だ実現していません。東北大学病院歯内療法科の鈴木重人医員、東北大学大学院歯学研究科歯科保存学分野のVenkata Suresh助教、齋藤正寛教授、分子?再生歯科補綴学分野の江草宏教授、オステレナト社の北川全氏、産業技術総合研究所の稲垣雅彦主任研究員、神奈川歯科大学の半田慶介教授らのグループは、骨細胞と足場材を組み合わせることでマウスの大型顎骨欠損の再生に成功しました。この方法によって再生した骨は、通常の骨と同等の強度を示し、歯科用インプラント治療にも応用できる可能性があることが示されました。本研究成果は、骨再生を必要とする様々な病気の再生医療への応用が期待されます。
この研究成果は、2022年8月8日米国科学誌PNAS Nexusにオンライン速報版が掲載されました。
【問い合わせ先】
●研究に関すること
東北大学大学院歯学研究科
歯科保存学分野
教授 齋藤 正寛(さいとう まさひろ)
TEL:022-717-8343
Eメール:masahiro.saito.c5*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
●取材に関すること
東北大学大学院歯学研究科 広報室
TEL:022-717-8260
Eメール:den-koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
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