お知らせ
簡便な唾液検査で歯周病の状態把握が可能に 遠隔で歯周病リスクを判定する唾液バイオマーカーを特定
2023.04.04
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歯を失う原因としての歯周病は、自覚症状が伴う頃には重篤化していることが多く、リスク判定に基づく早期発見?早期治療が重要となります。しかし既存の歯周病検査は重症度の診断を目的としており、簡易にリスク判定を行える検査は存在していませんでした。これに対して東北大学病院の石井 京子歯科衛生士、ベンカタイヤ ベンカタ スレッシュ講師、中野 将人医員、東北大学大学院歯学研究科の梶原 貴子歯科衛生士、八幡 祥生准教授、齋藤 正寛教授らのグループはSillHa唾液検査装置を用いた唾液中の白血球エステラーゼ活性が歯周病の炎症状態の改善に伴って低下することを明らかにしました。この方法は唾液を試験紙に染み込ませて機械で読み取るだけで短時間に検査することができるため、簡便に歯周病のリスク判定を行うことができる検査方法となることが期待されます。この研究成果は2023年3月30日に科学雑誌BMC Oral Healthにオンライン速報版が掲載されました。
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