室の特色
医療安全推進室は本院全体の医療安全に関することを担当する部署です。平成13年8月1日に開設されました。
今日の医療はますます高度で専門的になっており、医療事故をもたらす要因も、ヒューマンエラーのほか医療機器?薬剤に関わることやルール、組織の運営(ガバナンス)に関わることなど、非常に複雑多岐にわたります。また特定機能病院である本院には重症?難病の患者さんが数多く来院されます。このような中で安全な医療を提供するためには、種々の職種の枠を越えて院内を挙げた取り組みが必要です。また患者さんのご協力が必要なこともたくさんあります。そのような観点から、医療安全推進室は各診療科や部門に属さない病院長直属の部署で、しかも職種横断的な組織になっています。
医療安全取り組み宣言
当院の医療安全への基本姿勢は、以下の医療安全取り組み宣言に示されています。
医療安全取り組み宣言
⑴ 患者?家族及び医療チームの相互の意志疎通を良好にし、患者本位の医療の質と安全を追及します。
⑵ 医療の質と安全の確保はすべての職員の責務である事を自覚し、失敗に学び改善につなぐ文化を育みます。
⑶ 医療の質と安全を保証するためのシステムの構築を、組織を挙げて行います。
以上の3項目に主眼を置き、本院に対する信頼性の向上と医療安全の推進に全力をつくすことを宣言します。
グラジオラス
グラジオラスは当院の医療安全推進活動のイメージフラワーです。花言葉が「たゆまぬ努力」であることに由来しています。職員向けの広報誌は「グラジオラス通信」という名称です。また各部署のリスクマネジャーに配付するバッジのデザインにグラジオラスがモチーフとして使用されています。James Reasonは「組織事故」という著書で「安全への取り組みは、最後の勝利なき長期のゲリラ戦である」と述べています。だからこそ、私たちができることは、少しでも安全な医療を提供できるよう、決して止まることなく、たゆまぬ努力を積み重ねて行くことだけです。
関連記事
- 2024.06.13
- 医療従事者のためのオンライン講座2024開催のお知らせ(7/16開催)
- 2023.06.01
- 医療従事者のためのオンライン講座 2023 開催のお知らせ(7/18)
- 2022.10.28
- 国立大学附属病院医療安全管理協議会総会を開催しました
- 2022.05.18
- 医療従事者のためのオンライン講座 2022 開催のお知らせ(7/12)
- 2021.12.16
- 医療従事者のためのオンライン講座2021開催のお知らせ(1/18)
- 2019.03.29
- 病院長賞表彰式を執り行いました