
お知らせ
「EPNextS×東北大学 地域?未来医療共創研究所」を設置 ~医療情報活用の新たな時代を切り拓く~
株式会社EPNextS(本社:東京都新宿区、代表取締役:長岡 達磨、以下、「EPNextS」)と国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長 冨永 悌二、以下「東北大学」)は、2025年4月1日に、『EPNextS×東北大学 地域?未来医療共創研究所(以下「共創研究所」)(注1)』を東北大学病院 臨床研究推進センター(CRIETO)内に設置しました。
EPNextSと東北大学は、東北大学の産学共創の仕組みである共創研究所制度を活用し、臨床開発の効率化につながる医療データの利活用や、地域医療の連携強化を推進するとともに、国際的な医療展開を視野に入れた高度医療人材の育成を行います。

左から:イーピーエス株式会社 中川 隆司次世代ソリューションセンター センター長、髙井 紀幸代表取締役、株式会社EPNextS 長岡 達磨代表取締役、東北大学病院 張替 秀郎病院長、池田 浩治臨床研究推進センター 開発推進部門長、青木 正志臨床研究推進センター センター長
共創の背景と取り組み
医療情報を活用した産学官による研究や創薬が推進される中、宮城県のみやぎ医療情報ネットワーク「MMWIN(エムエムウィン)(注2)」 および東北大学病院の医療データ利活用センター「MDUC(エムダック)(注3)」によるデータ利活用には大きな期待が寄せられています。
EPNextSと東北大学は、東北大学病院 臨床研究推進センター(CRIETO)内に「EPNextS×東北大学 地域?未来医療共創研究所」を設置しました。同研究所では、東北大学が有する高度な研究インフラ?設備の下で、EPNextSが日本におけるCRO(注4)のリーディングカンパニーとして培った専門性、日本における最大の治験実施医療機関支援実績を持つSMO(注5)のノウハウ、メディカルコンタクトセンターとして製造販売後における幅広い支援実績を持つCSO(注6)の経験と、東北大学の学術知識と技術を融合させ、臨床開発プロセスを効率化する革新的なソリューションの実現を目指します。また、東北大学病院の医療機関ネットワークと連携し、サテライト?パートナー施設を含む次世代のDCT(注7)プラットホームの確立を推進します。
今後の展望
この度の取り組みを通じ、EPNextSの専門人材と東北大学の研究者の交流を促進し、高度医療人材の育成を行いながら、国際的な医療展開を見据えた連携から地域医療への貢献まで幅広い視野で共創活動を行います。EPNextSは、「価値あるソリューションの創出を通じて、健康産業の発展に貢献します」という企業理念に基づき、また、東北大学病院は「先進の医療を優しさとともに」の理念の実現に向け、両者の共創によりさらなるイノベーションを推進し、健康産業の未来を共に築いてまいります 。
【用語説明】
- 注1.共創研究所:大学内に企業との連携拠点を設けるとともに、大学の教員?知見?設備等に対する部局横断的なアクセスを可能とすることで、共同研究の企画?推進、人材育成、および大学発ベンチャーとの連携をはじめとする多様な連携活動を促進する制度
東北大学 産学連携機構 事業案内 共創研究所
https://www.rpip.tohoku.ac.jp/jp/information/kyoso_kenkyu/
- 注2.MMWIN(Miyagi Medical and Welfare information Network):「良質な医療?介護が適切に提供される体制を確立し、県民の安心と信頼を確保するため」に宮城県や総務省?厚生労働省の復興補助金を活用し構築した情報ネットワーク
- 注3.MDUC(Medical Data Utilization Center):医療データ利活用センター
関連リリース:/wp-content/uploads/2024/02/240205_mduc_final_2.pdf - 注4.CRO(Contract Research Organization):医薬品開発業務受託機関
- 注5.SMO(Site Management Organization):治験施設支援機関
- 注6.CSO(Contract Sales Organization):医薬品販売業務受託機関
- 注7.DCT(Decentralized Clinical Trials):分散型臨床試験
【問い合わせ先】
東北大学病院広報室
TEL:022-717-8032
Email:press.med*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)