科長あいさつ
整形外科はヒトを動かすために必要な運動器(手足や脊椎などの骨格、それをつなぎ合わせる関節、靭帯、さらにそれらを動かす神経、筋など)、すなわち四肢、関節および脊椎の疾患を扱う診療科です。疾患は小児の先天的なものから高齢者の変形性関節症にいたるまで、また骨折などの外傷から悪性腫瘍にいたるまで、多種多様なものがあります。診療科名に「外科」という言葉が使われてはいますが、内科的な治療(薬や理学療法)と外科的な治療(手術)の両方を行っています。 br>
大学では脊椎、腫瘍、膝関節や股関節の下肢関節、肩関節や肘関節の上肢関節の各診療グループに分かれて治療を行っています。また、4月からは隔週でスポーツ外来も始めました。救急部には専属の整形外科医が在籍し、重度外傷の治療に当たっています。このように、整形外科のほぼ全ての領域を網羅し、世界水準の治療を行うことを目指しております。日本は世界で最も生命寿命が長い国の1つですが、日常生活に制限のない時間、つまり要介護?要支援期間を除く健康寿命となると、これよりも約10歳短くなります。この健康寿命をいかに長くするかが、整形外科に課せられた大きな使命の1つとなっています。人生を通して患者さんの生活の質を高める手助けをしてゆきたいと考えております。
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