40数年前、大学1年生の時にジャズが好きになりました。親父はクラシック一辺倒だったので子供の頃にジャズを聴く機会ほぼゼロの私。大学に入学したばかりのある日、ふと親父のレコードラックを見たら見慣れぬ1枚を発見。デイブ?ブルーベック?カルテットの1枚、「JACKPOT」がそこに。クラシック一筋の父に「たまにはジャズでもどうぞ」と一番町の河合楽器店の方がおまけにくれた1枚。軽妙なリズムと洒落たブルーベックのピアノが気に入りそこから大学生時代はジャズ一筋。スタン?ゲッツを皮切りに、アート?ペッパー、ズート?シムズとウェスト?コーストジャズを聴きまくり、その後、油井正一のジャズ解説本を読みあさって間もなく、ジョン?コルトレーン、ソニー?ロリンズ、キャノンボール?アダレイ、マイルス?デイビス、チェット?ベイカー、リー?モーガン、JJ?ジョンソン…とお決まりのイースト?コーストの鳴り物へ。当時、大学1、2年生の私は暇な川内教養部生活、略して暇教(ひまきょう)。春先から秋まで部活で合宿生活もしていましたが、それでもまだ暇で、(授業サボって)昼はジャズ喫茶「カウント」、酒を覚えて夜は「スイング」詣で。そこで今でも気に入りのジャズに巡り会えました。 覚えたのは?ビッグバンドはデューク?エリントンか、やっぱりカウント?ベイシーかな。ピアノはマル?ウォルドロン、ボビー?ティモンズあたり。ギターはジョー?パスとウェス?モンゴメリー。ビブラフォンはミルト?ジャクソン。その後、女性ボーカルに一時ははまって買いそろえたましたが、やっぱり最後はエラ?フィッツジェラルド。 そろそろ私の1枚はって?うーっむ、何にしようかな?スマホの再生履歴見て、これにしました。
ウェス?モンゴメリー(Wes Montgomery)とウィントン?ケリー(Wynton Kelly)トリオの「SMOKIN’ AT THE HALF NOTE」(写真)。音源は主にニューヨーク市のハーフノート?クラブでのライブ録音でVerveレーベルから1965年にリリース。大学時代に聞き込んだ1枚ですが、2005年にCD盤としてリマスター。曲が追加されてされたので迷わずこれも買いました。技巧派のオクターブ奏法によるスリリングなウェスのギターとウィントン?ケリー?トリオのリズム感が素晴らしい。さて、今夜はArdbegのハーフロック片手にウェスかな。