東北大学病院褥瘡対策委員会委員長東北大学病院 緩和ケアセンター長井上 彰10今井 啓道東北大学病院のNSTの活動が20周年を迎えるとのこと、誠におめでとうございます。永きにわたり患者さんの栄養管理にご尽力された皆様に敬意と感謝の念に堪えません。褥瘡対策においても栄養管理は非常に重要であり、当院の褥瘡対策員会や対策チームに管理栄養士を迎え、院内の褥瘡対策の充実を図って参りました。その様な中、2022年度の診療報酬改訂に伴う入院基本料算定基準の見直しでは、「褥瘡対策の診療計画における薬学的管理に関する事項及び栄養管理に関する事項については、当該患者の状態に応じて記載すること。必要に応じて、薬剤師又は管理栄養士と連携して、当該事項を記載すること。」とされ、管理栄養士を含めた多職種での連携が診療報酬上も求められる事になりました。今後さらにNSTの皆様との連携を強化し、東北大学病院では褥瘡が発生しない、発生してもすぐに良くなる、患者に優しい病院の未来を共に描けましたら幸いです。末筆になりましたが、東北大学病院NSTの益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。東北大学病院NST発足20周年、誠におめでとうございます!現在に至るまで、周術期その他の状況における多種多様な問題に取り組まれ、院内スタッフへの教育にも大きく貢献されてきたことに深く敬意を表します。(NSTとは直接関係ないかもですが)管理栄養士の皆様には、サポーティブケアチーム(緩和ケアチーム)にも積極的にご参加いただいておりますし、食が細くなった緩和ケア病棟の患者さんには工夫を凝らした個別対応食をご提供いただき、本当にありがたく感じています(定期的に開催されるスイーツフェアも素晴らしい取り組みです)。患者さんのQOL向上?維持に欠かせない栄養サポートの充実に向けて、東北大学病院NSTの益々のご活躍を心からお祈り申し上げます。東北大学病院NST20周年記念誌発行によせてNST20周年によせて
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